うた、詩

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ひなたぼっこ

2025.05.02 01:00

悲しみを拭えるのは悲しみだけだと思ってただけど何も知らなくても君はそばにいてくれた陽だまりの中うたた寝する猫みたいに佇んでその悲しみがほしいとせがんだ

悲しみの色

2025.04.30 19:00

これはある絵描きの物語静かな町の隅で夢を描くだけどもう誰かのために描くのはやめようと呟いた花を生けた花瓶が倒れてこぼれ落ちるしずくを数えてた悲しみの色はいつの日もキレイで心の奥まで染み込んだその悲しみすら描かずにいられなかった沈んだ夕日が連れてきた夜の中に微かに聞こえた星たちの囁...

手紙

2025.04.09 03:00

星がキレイだよ書きかけた 君への想い書いては消して また閉じ込めた 本当の気持ちいつもそうだったダメな理由を誰かのせいにしてなかったことにして 黙り込んだ季節が変わりゆくたびに舞い散る花のような 儚げな今を二度と会えない 夕暮れのようなこの時の流れを 止める術もなく川に浮かぶ花び...

ゆきだるま

2025.01.13 12:04

君はどうせ いなくなっちゃうんでしょどんなに一緒にいたいと願ったって わかってたよ 最初から永遠なんてないと それでもただ君と一緒に 笑っていたかった 寒そうだねって巻いてくれた マフラー嬉しかったよ 空から幾千の粉雪 君...

白い記憶

2025.01.13 11:20

伝えたかったこと 今日も伝えられなかった そんなことを繰り返して ただ時間だけが流れて 似たような物語の中に 夢のような明日を探してた 真っ白に降り続く雪が 隠してしまったふたつの心 君はどうして泣い...

あまのじゃく

2024.12.08 08:25

伏し目がちに見たその視線の先 大好きだった名前さえも今は 心の奥 ずっと ずっと 深くに閉じ込めた 楽しかったことが 嬉しかったことが 鉛色の空みたいに見えた 自分の弱さが時に誰かを深く傷つけて どうすることも...

猫じゃらしの道

2024.10.13 08:50

黄色い花が風に揺れて にっこり笑ったような気がした ああ 君も笑ってるといいな どこからか聞こえてくる ぎこちないピアノと小鳥の声を ああ 君にも聞いてほしい 猫じゃらしの道を君とふたり 手を繋いでたら歩けるよ...

サヨナラの日が来ても

2024.09.23 08:13

風に吹かれ振り返ると 赤や黄色に鮮やかに色あせた 懐かしいにおいがした 君が好きだったあの季節 パン屋の前のベンチで 猫はあくびをして夢をみる まだやわらかい落ち葉の 話し声はどこか寂しげだった 夕暮れは切ないと いつも...

眠れぬ夜に

2024.08.15 04:10

こんなに切ない 想いをするくらいなら いっそこの記憶 消してしまいたい 夜空に月や星を みつけるだけで 涙があふれるなんて どうかしてるでしょ 何を思ってるの どこにいるの あなたの好きな映画を 繰り返し観ていた&nb...

読みかけの夜

2024.08.15 04:05

真昼の空に 浮かぶお月さまも眠れぬ夜に 降りそそぐ雨音も 全部あなたが 好きだったものばかり この世界のまだ 知らない景色も 読みかけの夜に 白い光が差して 星たちは またねときらめいて しおりを挟んだまま閉じられた本 ...

春風

2021.04.26 14:59

誰かが誰かを 誰かが誰かを見たくない 聞きたくない 誰かが誰かをそんなときいつも 頭の隅でいつも静かに笑ってる 君なら何て言うの おしえてよ今も笑っていますか 僕の心の中のこの想いは春の風に吹かれて ...

小さな花

2017.03.15 17:35

誰にも言えない 言いたくないどんな愛しい 思い出さえも空地の片隅で 震えてたつぼみいつの間にか 小さな花を咲かせた雨が降るたび ふたりの時間を知らない色に 塗りかえていく私からは言えない あなたからも言えないだからこの想いは 重なることはないそれでもよかったと 言える強い心を手に...

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