読みかけの朝

みつけたんだ 自分だけの

ほんとの居場所を

穏やかな陽だまり

だけどそれは夢だった


すべてをさらけ出して

似合わない服を着て

少しずつこぼれて

気がついたら何もなかった


届かない想いになんか

変わりゆく空になんか

知らない 興味ないね

今日はやけに夕日がキレイだ


もう振り返らない

それが自分だって気づいた

泣きながら見上げた空に

星はないけど

月はないけど

目を閉じれば浮かんでくる


名前のない手紙だった

何度も読み返す

最後の言葉だけ

滲んで読み取れない


それなのに何でかな

何となくわかってしまう

何度もついた嘘も

君には全部バレてたみたいだ


どうしようもない

夜がついに来てしまって

包まりながら思い出した

忘れることなんて

できないことなど

目を閉じれば聞こえてくる


だけど今は

思い出の中でじっとしててよ


明けた空に

ひとつだけみつけてた

好きな詩集を読みながら

甘いラテを

飲み干して

また始まるこの物語

うた、詩

yuuhiのポエムなど

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