猫じゃらしの道2024.10.13 08:50黄色い花が風に揺れて にっこり笑ったような気がした ああ 君も笑ってるといいな どこからか聞こえてくる ぎこちないピアノと小鳥の声を ああ 君にも聞いてほしい 猫じゃらしの道を君とふたり 手を繋いでたら歩けるよ...
サヨナラの日が来ても2024.09.23 08:13風に吹かれ振り返ると 赤や黄色に鮮やかに色あせた 懐かしいにおいがした 君が好きだったあの季節 パン屋の前のベンチで 猫はあくびをして夢をみる まだやわらかい落ち葉の 話し声はどこか寂しげだった 夕暮れは切ないと いつも...
眠れぬ夜に2024.08.15 04:10こんなに切ない 想いをするくらいなら いっそこの記憶 消してしまいたい 夜空に月や星を みつけるだけで 涙があふれるなんて どうかしてるでしょ 何を思ってるの どこにいるの あなたの好きな映画を 繰り返し観ていた&nb...
読みかけの夜2024.08.15 04:05真昼の空に 浮かぶお月さまも眠れぬ夜に 降りそそぐ雨音も 全部あなたが 好きだったものばかり この世界のまだ 知らない景色も 読みかけの夜に 白い光が差して 星たちは またねときらめいて しおりを挟んだまま閉じられた本 ...
春風2021.04.26 14:59誰かが誰かを 誰かが誰かを見たくない 聞きたくない 誰かが誰かをそんなときいつも 頭の隅でいつも静かに笑ってる 君なら何て言うの おしえてよ今も笑っていますか 僕の心の中のこの想いは春の風に吹かれて ...
小さな花2017.03.15 17:35誰にも言えない 言いたくないどんな愛しい 思い出さえも空地の片隅で 震えてたつぼみいつの間にか 小さな花を咲かせた雨が降るたび ふたりの時間を知らない色に 塗りかえていく私からは言えない あなたからも言えないだからこの想いは 重なることはないそれでもよかったと 言える強い心を手に...
秋空2016.10.07 21:55星が見えない夜 それでも願ったささやかな想い 届きますようにふと見上げた空 浮かんだ面影を忘れないように 強く瞳を閉じたつないだ指から 溢れる気持ちに気付かないふり それでよかったあなたが笑って わたしも笑った...
ララライ2016.03.09 22:00上から見下ろしてる気分はどうだいそこからどんなものが見えるのかおしえてよララライ ララライ猫はあくびをして遠くの鳥をながめているだけ夜更けに降り出した雨の音で寝ていた悲しみが目を覚ましたけどララライ ララライ今日はいい日だったなそんな夢をみてた君に逢いたい鳥には 鳥の猫には 猫の...
待ち合わせ2013.04.06 00:10最近寝てばかりいるのは君と夢の中で逢うためだよ手をつないでいつものベンチで何もせずにただ並んで座る言葉なんかいらない少し風が吹いて君が笑う忘れたくないんだ君の声も笑い顔も名前も最後のサヨナラはなぜだろう胸が痛くなった何度も思い出してすり減った君の記憶忘れたくないんだ君の声も笑い顔...
魔法の扉2012.10.07 21:52眠るまでのわずかな時間に僕のすべてを溶かしこんだおかしな扉を開けたらどこへだっていけるここにいることも誰であることも今だけは忘れられるから翼をつけて僕は青い鳥になってお菓子の家を君といつまでも探してたこわい顔した壁掛け時計もいつかは止まってしまうから新しい靴を履いて新しい地図を開...
特別な日2012.10.07 21:52テレビもラジオも消して寝転んだらいつも通りなのに誰かが決めたルールでゲームは続くそして君の合図で今すべてが始まるいつもと同じいつもの時間いつもの部屋で君と眠りたい外を眺める猫の瞳には何が映ってるの変わってるの何にもないような日々に逃げ込んだらいつも通りなのに誰かが言った言葉で景色...
ありがとう2006.01.25 21:34ありがとうその一言がどうしても出ない素直ないい子になれないもどかしさ学校で嫌なことがあった時もいつだって浮かんだのはあなたのその笑顔喧嘩して家を飛び出して帰れなくなった夜に幼い頃に聞いたあなたの歌を口遊んでいた大人になるにつれ人として好きになれた夢を持ち遠くにきたけどいつかは帰り...