風に吹かれ振り返ると 赤や黄色に鮮やかに色あせた
懐かしいにおいがした 君が好きだったあの季節
パン屋の前のベンチで 猫はあくびをして夢をみる
まだやわらかい落ち葉の 話し声はどこか寂しげだった
夕暮れは切ないと いつも君は言うけど
月の明かりに君を想えば 涙のしずくが心に落ちる
君には君の世界があるから サヨナラの日が来ても
混ざり合う夜と朝みたいに またどこかで逢いたい
お気に入りの傘をみつけて はしゃいでた君と歩いた夜
いつもより早く乗ったバスの 後ろ姿が少し寂しげだった
雨の日は切ないと いつか君は言ったけど
雨の夜に君が歌えば あふれる旋律に花が咲く
君には君の世界があるから サヨナラの日が来ても
混ざり合う夜と朝みたいに またどこかで逢いたい
パン屋の前のベンチで 寄り添う猫のように
君が好きだったあの季節に また探しに行くから
混ざり合う夜と朝みたいに
またどこかで逢いたい
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