潮騒の別れ

ふたりでよく行ったあの海は

今は切ない想いばかり

泣いてばかりだったあの頃の

私はただあなたを見ていた

振り向けばいつも そこにある笑顔

消えることなんてないと 信じてた

あなたのやさしさに 埋もれてた

そんな季節でさえ 不安だった

波の音聞くたびにまた 涙があふれてくる

寂しくて呼び出した帰り道

わがまま言って あなたを困らせた

やがて来る別れに 気付くこともなく

ずっとふたりは 一緒だと思ってた

あなたと逢ったこと 忘れない

恋の仕方ひとつ 知らなかったけど

夕暮れに染まってく海に ふたりの季節が見える

あなたのやさしさに 埋もれてた

あの頃の私が笑っている

波の音聞くたびにまた あなたを思い出す