ずっと

ずっと忘れてたことがあった
それは畳のにおいのする
あの部屋の
とても暖かい日差しと
隣で伸びるちいさなネコ

この手に抱き上げた感触が
とても愛しく感じたあの日

ずっと一緒にいるって
疑うことなど知らなかった
少し開けた部屋の窓から
君が来そうな気がして

とても静かな時間だった
とても例えようのない
不思議な空間に
君は確かに生きてた
昨日のように思い出せる

僕だけじゃない記憶だけど
君はいなくなった あの日から

ずっと一緒にいるって
疑うことなど知らなかった
少し開けた部屋の窓から
君が来そうな気がして

ずっと待ってた
幼かったあの日

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