余白2025.11.06 04:00私にとってそれはあたりまえに存在していた曖昧に形を変えてありもしない空想を描く時間新しい何かが生まれる場所だけどどうしてだろうあなたはいとも簡単にそのすべてを埋めつくしてしまったいいわけなどできないほどのまっすぐなやさしさで
夜明け前の猫2025.10.28 20:00少しだけあたたかいキーボードを占拠していつだって君はそうこれからって時にいつもそう意味のない言葉の羅列それが君のイーブンなのあくびして いい気なもんだやっとみつけたって顔して押しても引いても君は動かないそしてまたあくびしてみせたいつまで待てばいいのかな途方に暮れる午前5時
リフレク2025.10.19 08:55歩き疲れてしゃがんだ先に何となくみつけた景色夕風に舞い上がった綿毛も水面に映る泣き出しそうな空もきらきらして好きだったけど今は少しだけ眩しすぎて気づいたらここにいた誰にも君にも見せたくないそんな場所ときどき来ては眺めてる世界でいちばんキレイでいちばん悲しい場所
秘める2025.10.09 14:05私は秘める 気持ちを 私は秘める 言葉を 吸い込まれそうな星空も 悲しい朝に浮かんだ月も 口に出せば 紙に書けば すべて こぼれて 消えそうだから だけど おかしいけれど あなたには 話したくなる&n...
リセットしたくなる夜2025.08.22 22:30いつからだろう欲しいものがあっても諦めるようになったのは涙を見せなくなったのは好きなことを隠すようになったのは最後にセーブしたのはいつなんだろう思い出すのはただおさなかったあの日
いとおしき毛玉2025.08.13 22:15君とはじめて 出逢った日一目散に こっちに走ってきて私の膝に ちょこんと乗ったしっぽは ウサギみたいに丸くて手でなでるには 小さすぎる身体いとおしき 白と黒の毛玉海沿いの古い町並みと少しまぶしい 潮風に吹かれ君を乗せて 景色は動き出す暗い箱の中から 顔を出した君はじめて映る 何も...
水たまりの空2025.07.30 22:30ぼんやり見てた 水たまりの星や月は 儚く揺らめいた触れたらきっと 消えてしまう届きそうで届かない この想い傘を引きずって 雨の中を歩いた何もかも流せたら いいのにないつのまにか 雨があがって見上げた夜空の 星と星を線でつないで 解けた気がした答え合わせさえ できないままにふいに生...
君の心2013.04.06 00:07わからないんだ君がくれたあの言葉見つめ合い笑った日も夢だったのかな忘れてしまったのかな溜め息ばかり後悔ばかり一日中 一年中君のことばかり考えてばかりこのままじゃダメになりそうな心もう終わりにするから君にサヨナラ